2019年12月

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その9です。ラストの10枚めが年内に間に合わずすこし無念です。
これも良い映画でした。
すこし前に書いた『善き人のためのソナタ』と
なんとなく近い位置にいます。わたしの脳内マップでは。
テーマ的なものかな。

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いつも通りのくらしをしています。
いまは紅白をみながら、この日記を書いています。
おっとはこたつで寝ています。

いつも通りにしているつもりでも、
心がぽかんとしてしまうときも、
むなしさがヒューと胸を吹き抜けるときもあります。

今年はまさかと思うことがいくつかありました。
でも、いつなんどきも、驚くようなこと、
思いもしなかったようなことが起きても、
結局自分の手の届く範囲のことを粛々と、こつこつと続けていくしかなく、
そしてそれが最善のことなのだと、今は知っているので、
来年も変わらず、自分のペースで絵を描いたり、
勉強したりしながら、つましく生きて行こうと思います。

今年は現状維持が目標と書いたおぼえがあるのですが、
来年は、ほんの少しでも人間的な成長ができたらいいなと思います。

これが今年最後の更新です。

みなさま、よいお年を…。

長年、私の絵を見て、好いてくださっていた方が、亡くなってしまいました。
私より若い方で、突然のことでした。

自分の絵を見てくださる方がひとり、いなくなってしまって、
その「ひとり」の、いかに大きいことかと思いました。
そのひとの形に、世界に穴があいてしまいました。

おこがましいようですが、
彼は私の絵をほんとうに気に入ってくれていました。
好きだなと思う絵がこの世界に存在するというのは
すてきなことです。
わたしのようなものに、
そんなすてきなことができると
教えてもらったのです。
彼から自信をたくさんもらいました。

お知らせをいただいて動揺し、泣きました。
しばらくして、おっとはわたしに、

「よく思い出してあげなさい。」

と、何度か言いました。

「死んでしまったひとは、
のこされたひとの心の中の、
残像にしかならないのだから。」

と。

だから、時たま会ったときの会話や、
依頼してもらった絵を見せたときの反応や、
もらった絵はがきに書かれた字体や、
一度だけふうちゃんに会ってもらった時のことなどを、
こまごまと思い出しました。

すこし変わっていて、とてもいい文章を書く、いい人でした。

彼とわたしをつないでくれたのはわたしの絵だったんだよなとも思いました。
これからも絵を描いていこう、と思いました。

わたしは洋楽に疎く、彼は音楽にとてもくわしかったので、
洋楽初心者なんですけど、おすすめのアーティストっていますか?と聞いたことがあります。
これからはそのバンドの曲を聴いたら、彼のことを思いだすだろうと思います。

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「空の湯」はあったかくて快適で、常に眠かった。
そんな方にはカプセルホテルもあったりして。危険!抜け出せない!
「これは魔窟だね…」と言い合いました。

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この絵日記を描いて思ったのは、
「おせっかいかな…」は壁になってしまうので
気をつけよう、ということです。

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ウェス・アンダーソンらしさをぞんぶんにたんのうしました。
日本人であればこそ、より楽しめる作品かも。
キャスティングは野村訓市さんのようです。

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